トランプ大統領との対立 これからも続く?

高柳キャスター:
トランプ大統領との関係性も気になります。ニューヨーク市長選中には、お互いを激しく批判する場面も多くありました。

しかし選挙後、トランプ大統領は「我々はニューヨークに成功してもらいたい。少しは手を貸してやるかもしれない」と発言。

マムダニ氏も「トランプ大統領と『どのように協力してニューヨーク市民に奉仕できるか』話し合うことに関心を持っている」とコメントするなど、歩み寄っているような印象もあります。

対立は続くのでしょうか?

ニューヨーク支局長 並木航:
(対立は)続くと見た方がいいと思っています。

トランプ大統領は、これまで売られたけんかで引き下がったことはありません。実際、トランプ大統領は選挙の投開票日の前から「連邦資金を凍結する」と早くも打ち出しています。

そして、ここから先は州兵の派遣があるのかという点にも注目です。

これまでトランプ大統領は、民主党の有力者がいるカリフォルニア州や、シカゴがあるイリノイ州に州兵を派遣する方針を打ち出して、大きな混乱を引き起こしています。

ニューヨーク州に州兵を送るハードルは、他の州よりも高いと言われていますが、マムダニ氏は相当存在感を高めているので、トランプ大統領が州兵の派遣という選択肢をとることも十分にあると思っています。

その場合、特にニューヨークでは抗議活動が大きくなるため、混乱がさらに大きくならないか非常に気になります。