パトロールが始まった背景は

沖縄で軍の当局による市街地パトロールが始まったのは、2000年です。米兵などによる事件・事故を防ぐため、沖縄市や北谷町などで「生活指導巡回」として始まりました。

生活指導巡回は下士官が私服姿で行い、逮捕権は行使せず、事件・事故を確認した場合には県警に通報するというのが、開始当初のルールでした。しかし現在は制服姿の米兵が巡回しています。

今回、米軍基地が近い本島中部だけでなく、那覇市で憲兵隊単独でのパトロールが実施され多くの逮捕者も出したことで、米軍が基地周辺にとどまらず、広く市街地での治安に直接関与する姿勢が明確になっています。