沖縄市では、今年8月に実施された日米合同パトロール中に、車の窓ガラスを割ったとされる米海兵隊員に憲兵が対応しました。

警察によると、宿泊施設の駐車場で車のガラスが割られた事件に、合同パトロール中の要員が対応。駐車場の近くでけがをしていた海兵隊員が、憲兵によって米軍施設内の病院に運ばれました。

県警は逮捕「しなかったのか、できなかったのか」疑問も

警察はその後、現場近くの防犯カメラの映像を精査するなどの捜査を経て、この海兵隊員が車の窓ガラスを割ったとして、器物損壊の疑いで9月24日に書類送検しました。しかしこの事件は米軍関係者でなければ県警が逮捕した上で捜査してもおかしくないケースでした。

那覇地検は先月30日、この海兵隊員を不起訴処分としています。その理由は公表していません。夜の那覇市で街の人に聞くと、軍によるパトロールには賛否が交錯しています。