流行が拡大しているインフルエンザについて、大分県は5日、例年より1か月早く注意報を発表し、感染対策の徹底を呼びかけています。
県のまとめによりますと、11月2日までの1週間で県内58の医療機関に報告されたインフルエンザ患者数は743人となり、前の週から2倍以上に増加しました。
1医療機関当たりの患者数は12.81人と、基準値の10人を超えたことから、県は例年より1か月早くインフルエンザ注意報を発表しました。

(県健康政策 感染症対策課 医師・池辺淑子課長)「先週、先々週を見ると小学生・中学生の年代で全体の患者の3分の2を占めている。学校現場を中心に流行が拡大していると分析している」
保健所別では大分市が警報基準に迫る29.29人。次いで中部が15.75人、南部が9.2人などとなっています。
また、学級や学年閉鎖をしている学校は、大分市、国東市、臼杵市の小学校と義務教育学校あわせて7校にのぼっています。
(池辺淑子課長)「学校から職場へと感染の場が移っていく。これから先2か月間人の交流が多い時期。致し方ない点もあるが、守るべき人はしっかり守っていただきたい」
県は、場面に応じたマスクの着用やこまめな手洗いなどの感染対策に加え、早めのワクチン接種を呼びかけています。














