バスケットボール 日本代表に注目

札幌市の手塚清貴選手は、バスケットボールの日本代表です。

生まれつき聴覚に障害があり、ほとんど音が聞こえませんが、北海道江別市の社会人チームに所属し、健常者とともにプレー。

仲間とは、ハンドサインを使ってコミュニケーションしています。

バスケットボール 日本代表 手塚清貴 選手(38)
「(このチームで練習する理由は?)北海道でレベルが最高のチーム。自分のレベルが上がる」

タフなスタミナと、シュートの決定力の高さが評価されました。

バスケットボール 日本代表 手塚清貴 選手(38)
「コミュニケーションがうまくいかないことが苦しいが、目で見て判断している」

デフリンピックは 競技の進め方に特徴があります。たとえば陸上競技は、スタートのピストルの音は選手に聞こえないため、光で合図します。

サッカーも、審判の笛が聞こえないため、主審も旗を持ってジャッジします。

さらに、出場選手は補聴器などの使用が禁止され フェアプレーが徹底されています。

デフリンピック出場は今回で4回目。バスケ日本勢初のメダル獲得を目指します。

バスケットボール 日本代表 手塚清貴 選手(38)
「まずはベスト8を目指したい。その次にメダルです。それを目標に頑張ります」

手塚選手の父、安夫さんは、元スキーのデフリンピック日本代表選手。親子でデフリンピック出場を果たしたのは、日本では初めてです。

父 手塚安夫さん(77)
「練習を見ていると、昔と比べても全然違う。技術も上がっている」

さらに、札幌市出身の妻、満里さんは、デフリンピック バドミントンの金メダリスト。

家族を代表して、長女の満月ちゃんがエールを送ります。

満月ちゃん(6)
「がんばってね」

バスケットボール 日本代表 手塚清貴 選手(38)
「メダル取るね!約束! 」

満月ちゃん(6)
「(パパ だいじょうぶ?) 大丈夫だよ。応援してね」