◆山本草太はフリーで自己ベストを大幅に更新
5番滑走の山本は、4回転サルコウをクリーンに決めると、4回転トウループからの連続ジャンプ、単独の4回転トウループも着氷。後半も3回転アクセルをはじめ、ジャンプは回転不足などがあったものの全て降りた。終盤はステップ、コンビネーションスピンなどで観客を魅了し、演技後はガッツポーズを見せた。得点は11月のGPフランス大会で記録した自己ベスト(165.48)を大きく更新する179.49点をマーク。
SP最下位の佐藤は1番滑走で登場。1本目の4回転ルッツを成功させると、4回転ー3回転の連続トウループ、3回転アクセルからの連続ジャンプ、さらに高さのある4回転トウループを決め勢いに乗ると、後半もジャンプを全て着氷し大きなミスなく滑り切った。演技を終えると右手でガッツポーズを見せ、フリーの得点は173.54。
4番滑走の三浦(SP3位)は、冒頭の3回転ループ、4回転トーループからの連続ジャンプを決めると、続く4回転サルコウでバランスを崩しながらも耐えたが、後半は流れに乗れずジャンプで転倒するなど精彩を欠いた。
SP5位のアメリカ・I.マリニン(18)は大技の4回転アクセルを決めると、ジャンプは全て着氷し大きなミスはなく圧巻の演技を披露。得点は自己ベストに迫る191.84点をマークした。地元イタリアのD.グラスル(20)は前半のジャンプのミスなどで得点が伸びず、SP4位から順位を落とした。
【男子シングル結果】
優勝 宇野昌磨 合計304.46(SP99.99、FS204.47※自己ベスト)
2位 山本草太 合計274.35(SP94.86、FS179.49※自己ベスト)
3位 I.マリニン(アメリカ)合計271.94(SP80.10、FS191.84)
4位 佐藤駿 合計250.16(SP76.62、FS173.54)
5位 三浦佳生 合計245.74(SP87.07、FS158.67)
6位 D.グラスル(イタリア)合計244.97(SP80.40、FS164.57)














