あす正午にも、”ダブル台風”に
沖縄の南の海上には、勢力を維持しながら進む台風25号と、今後台風に発達すると予測されている熱帯低気圧bがあります。気象庁によると、熱帯低気圧bはあす6日正午にも台風に発達する見込みで、勢力を強めながら西へ進む予想となっています。
気象庁の発表によりますと、熱帯低気圧bはカロリン諸島付近の海上にあり、西南西へゆっくり進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルです。
6日正午には、マリアナ諸島付近の海上で台風に発達し、その後も勢力を強めながら進んで、7日午前9時には、フィリピンの東を、北西へ時速15キロで進む見込みです。中心気圧は985ヘクトパスカルになり、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルが予想されています。全域260キロの暴風警戒域を伴うとみられています。
台風時には、強く吹く風に十分な注意が必要です。ですが、実は、沖縄は、2025年になってから、台風の影響で「暴風警報」が発表されたことが、まだ一度もありません。
台風が通る沖縄だが、暴風警報は今年は”ゼロ”
今年7月24日、台風7号が沖縄地方に接近し、波浪警報が発表され、離島と結ぶ定期便の運休などの影響が出ました。翌日25日には本島北部でジャングリアの開業が予定されていたため、その影響が心配されましたが、進路がそれたこともあって、開業日はときおり日が差し込む天候となりました。
同月、台風8号が大東島地方に接近し、観測史上最大となる記録的な大雨をもたらしました。この時期は、日本近海で3つの台風が発生し、台風8号は熱帯低気圧になったあとにほぼ停滞し、再び台風になりました。
8月にも台風11号が先島諸島に接近し、船便や農作物に影響を与えましたが、いずれの台風でも「暴風警報」は出されていません。














