大分や熊本で多数の覚せい剤を販売したなどとして摘発された男女2人の裁判員裁判が始まり、2人は起訴内容を認めました。
麻薬特例法と覚醒剤取締法違反の罪で起されているのは、熊本市の無職、石原僚太郎被告(47)と、住所不定、無職の池端綾子被告(47)です。

起訴状などによりますと、2人は2023年12月から去年5月にかけ、熊本県や周辺で多数の人物に営利目的で覚醒剤を販売するなどした罪に問われています。
4日、大分地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、2人は「間違いありません」と起訴内容を全面的に認めました。
検察は冒頭陳述で、覚醒剤の取引によりおよそ350グラム、合計1000万円余りの売り上げを出していると密売の詳しい状況を指摘しました。一方、弁護側は「2人とも前科がなく、更生の余地があるなど考慮する点が多くある」としています。














