TUYの取材によると、山形県が県内全市町村に行っているクマ対策で自衛隊の派遣を要望するか否かの聞き取り調査について、きょう時点で35市町村のうち、32市町村から回答があり、現段階では自衛隊の派遣を求める声はないことがわかった。

この状況を受け県は、自衛隊派遣の必要性は「低い」とみている。

県は、仮に1つの自治体から自衛隊派遣の要望があったとしても、すぐに自衛隊に派遣を要請するとの判断はできないとして、引き続き状況を見ていくとしている。

また県は、近いうちに自衛隊神町駐屯地に話を聞きに行くことも明らかにした。今後、自衛隊の派遣要請をするとなった場合に、県内の自衛隊がどのように市町村への支援が可能かを把握するためとしている。