11月5日の「世界津波の日」を前に3日、和歌山県串本町で津波避難訓練が行われました。

 訓練は、南海トラフ巨大地震で和歌山県に大津波警報が発表される想定で行われました。港に近い津波避難ビルは企業の私有地のため、これまでカギがないと入れませんでしたが、今年からカギを暗証番号式に変更し、番号を住民に共有することで誰でも避難できるようになりました。

 串本町では最悪の場合、最大17mの津波が想定されていて、住民はビルの5階を目指しました。

 (1946年の昭和南海地震を経験した住民)「(昔)大きな地震にあっているから、すぐに津波が頭に来る。頑張ってここまで逃げるようにします」

 町は避難経路の確認など、日ごろからの備えを進めてほしいとしています。