MLB機構は4日(日本時間)、全米野球記者協会(BBWAA)の投票による年間各賞の最終候補3人を発表。ドジャース・大谷翔平(31)がナ・リーグMVP、そして、山本由伸(27)がナ・リーグサイ・ヤング賞のファイナリストに入った。
ナ・リーグMVP最終候補者は大谷を始め、リーグ本塁打と打点の二冠王を獲得したK.シュワーバー(32、フィリーズ)と本塁打・打点がリーグ3位のJ.ソト(27、メッツ)の3人。大谷は今季、158試合に出場、打率.282、55本塁打、102打点、20盗塁。投手では14試合に先発、1勝1敗、防御率は2.87、62奪三振。打者としてシーズンをスタートし、東京での開幕シリーズで今季1号を放つと、5月には月間自己最多タイとなる15本塁打をマークした。
7月20日から日本選手初となる5試合連続ホームランを記録、8月28日には二刀流復帰後初勝利、ドジャース移籍後初白星。9月にはメジャー史上初の“50本塁打ー50奪三振”を記録した。今季は打撃3部門(打率、本塁打、打点)のタイトルは逃したが、OPS(長打率+出塁率)、得点など個人スタッツでは上位に位置していた。MVPを受賞すれば2年連続4度目、4度の受賞は7度受賞のB.ボンズ氏に次いで歴代2位となる。
そして、サイヤング賞投手最終候補者も発表されて、山本に加えて、10勝10敗だが、防御率は両リーグ唯一の1点台、1.97のP.スキーンズ(23、パイレーツ)、リーグ最多22度のQS(6回以上を投げて、自責点は3点以内)をマーク、13勝5敗、防御率2.50のC.サンチェス(28、フィリーズ)。
山本は今季、30試合に先発し、12勝8敗、防御率は2.49、201奪三振をマーク。1年間ローテーションを守り、メジャー初の2桁勝利、200奪三振を記録した。9月7日のオリオールズ戦では8回2死までノーヒットノーラン、あと1人で大記録達成まで迫った。山本がサイヤング賞を獲得すれば日本選手史上初の快挙となる。
サイヤング賞は13日、リーグMVPは14日に発表される
【ナ・リーグMVP最終候補】
大谷翔平(ドジャース)
K.シュワーバー(フィリーズ)
J.ソト(メッツ)
【ナ・リーグサイヤング賞最終候補】
山本由伸(ドジャース)
P.スキーンズ(パイレーツ)
C.サンチェス(フィリーズ)
【ア・リーグMVP最終候補】
A.ジャッジ(ヤンキース)
C.ローリー(マリナーズ)
J.ラミレス(ガーディアンズ)
【ア・リーグサイヤング賞最終候補】
T.スクーバル(タイガース)
H.ブラウン(アストロズ)
G.クローシェイ(レッドソックス)














