生花と見間違うほどのクオリティーをもつ造花、「アーティフィシャルフラワー」が全国的に注目を集めています。その魅力と人気の秘密を、専門店で取材しました。
大分市にあるフラワーショップ「イル・コロレ」は、オープンして3年目を迎えます。店内には切り花やアレンジメントが所狭しと並び、主に扱っているのが、最近注目が高まっているアーティフィシャルフラワーです。

(ILCOLORE・内田祐樹代表)「アーティフィシャルフラワーはわかりやすく説明すると造花です。その中でも、特にクオリティーの高いものを販売しています」
アーティフィシャルフラワーは、ポリエステルやポリエチレンなどが素材で、高い技術で生花を精巧に再現したものです。
(甲斐蓉子キャスター)「触ると生花の質感とは違うんですよ。この近さで見ても造花とはわかりません」

広く知られるようになったきっかけは、コロナ禍でのイベント中止などによる生花の需要激減でした。耐久性に優れ、水をやる必要がないことから、お見舞いの品や記念日の贈り物などとして需要が高まっています。
(内田祐樹代表)「大分ではまだ認知度が低いと思うんですけど、最近は結婚式のブーケとして選ばれるケースが徐々に増えてきています」
自らもアレンジメントを手がける内田さんは、多くの人にアーティフィシャルフラワーの存在を知ってもらい、暮らしの中に花を取り入れるきっかけにしてほしいと願っています。

(内田祐樹代表)「生花の手入れが難しい方や、ご高齢の方にもおすすめします」
季節を問わず楽しめるアーティフィシャルフラワーは、花のある日常を豊かにする新しい選択肢となりそうです。
 
   
   
  













