11月からは地上観測のチャンス

3I/ATLASは太陽の裏側を通過した後、11月から12月にかけて地球から観測できるチャンスが訪れます。おとめ座からしし座方向に現れる予想です。

3I/ATLASの軌道 11月には太陽の裏側から出て来る(画像右下 白い矢印「5」の位置)ESA資料より

研究チームによれば、その明るさは、従来予想されていた12等級よりもかなり明るい9等級で、双眼鏡で見られる明るさで現れる可能性があります。著しいガス放出を伴えば、尾が観測できるかもしれません。

太陽系の外からやってきた3I/ATLASの観測データは、太陽系外の天体形成や宇宙のなりたちを解き明かす上で、重要なカギになると期待されています。