ハリケーン・ハンター部隊のWC-130Jは、気象レーダーや気象観測用の機材を搭載していて、ハリケーンの中心に向けて複数回飛行し、ドロップゾンデという観測機器を投下します。ドロップゾンデは、パラシュートで落下しながら気圧や風速、風向きなどのデータを収集し、WC-130Jに送信することができます。
WC-130Jが収集したデータは、衛星経由で国立ハリケーン・センターなどアメリカの防災機関や研究者に送ることができ、ハリケーンの予報などに活用されています。
ジャマイカなどでは死者を含む被害 メリッサの進路予想は
メリッサが上陸したジャマイカでは、年間平均降水量800ミリ強を上回る1,000ミリという記録的な雨量が観測されました。南部沿岸では約4メートルに達する高潮も発生したと伝えられています。カリブ海地域では、少なくとも7人の死者が報告されています。
メリッサはジャマイカを通過した後、日本時間の29日午後6時ごろにはキューバに上陸しています。














