長野県松本市出身で日本代表としてもプレーした松本山雅の田中隼磨(たなか・はゆま)選手。
今シーズンでの引退を受けて会見を開き、指導者としての今後に意欲をみせました。

「思い出の詰まった9年間簡単に振り返れないが…」

松本市内で開かれた、田中隼磨選手の引退会見。
23年間のプロ生活と、松本山雅で過ごした9シーズンを振り返りました。

「当たり前のことを当たり前にやる、より厳しく自分自身に対してやってきたし、ピッチ内外で表現しなければいけないんだ、そういった思いで、日々過ごしてきました」

マリノス時代の恩師・岡田武史(おかだ・たけし)さんや、共に戦った仲間たちから届いたねぎらいのメッセージに、涙をにじませる場面も。
今後については…。

「指導者として伝えていきたいという思いは強くあります、学んだことを伝えていかなければいけない、後輩たちに、子どもたちに、日本サッカーの発展のために、自分は伝えなければいけない、そういった使命感はある」

具体的に決まっていることはまだないとしたものの、何らかの形で松本山雅やサッカー界に関わっていきたいと語りました。