冬本番を前に知っておきたい、静電気の発生対策。ただ、そもそも静電気ってなんなのでしょうか?
いつ静電気を感じるか という質問に対し、多いのが12月から1月にかけて。いまが一番多い時期です。
奥野粋子アナ
「寒さが厳しくなる中、やっかいなのが静電気。」
山口市の人
(Q.静電気最近感じました?)「ドアノブを触ったり、感じるときが多いと思います」
大学生
「実験の白衣とか、静電気のせいか前より畳みづらくなった、浮く感じがして」
街の人
(Q.静電気対策は?)「人さし指でちょっと触ってみたり」
「せっかく髪を整えたのに、爆発しちゃって台無しになったり。髪を濡らしたままにすると収まりますね」
冬本番を前に、知っておきたい静電気。そもそも静電気って何なのでしょうか?

「静電気は家電製品とかで使っている電気とは違います。動くときに摩擦などでかなり溜まる電気のことです」とおっしゃるのは、防府市青少年科学館 ソラ―ルの岩下貴文学芸員。
簡単に言うと、僕たち人間を含め身の回りにあるもの全てはプラスとマイナスの電気を持っています。例えばバランスがとれた状態だと問題ありませんが、摩擦などの影響で、プラスとマイナスがぶつかるとバランスを崩し、一方に偏ってしまう。これが帯電する、つまり静電気なんです。
では人間に帯電してしまうと・・・
岩下さん
「金属とか電気が流れやすい物に触ると、“バチッ”と放電し、電気が逃げていくような現象です」

人工的に静電気を発生させる装置で実験です。
ベルトを回して摩擦を起こし、人に見立てた球体に電気をためます。電気が流れやすい金属が近づくと放電し、バチッという現象が起こるんです。
奥野アナ
「静電気で人が死ぬことはあるんですか?」
岩下さん
「電気といえば感電するイメージを持つ人が多いんですが、電気を流そうとする力は強いのですが、流れる量が多くはないので、静電気で感電死するまでには至らない」