肉用牛の質を競う「県畜産共進会」が南城市で28日開かれ、県内選りすぐりの枝肉が一堂に集まりました。
県畜産共進会は、農家の肥育技術の向上や畜産の発展を目的に開かれていて、今年は県内各地から25の和牛が出品されました。
最優秀賞に選ばれたのは、うるま市の石川豊さんが育てた牛の枝肉で、最高品質のA5ランクの霜降りの美しさや、可食部の多さなどが高く評価され、販売会では1キロ4500円で競り落とされました。
株式会社ミーティッジ 松永宏一さん
「肉の色・脂のサシの具合や光沢それが群を抜いてよかった全体的にバランスがよかった」
うるま市の生産者 石川豊
「家族みんなで育てた牛だったので1番がとれて本当にうれしく思います」「エサやりから愛情をもって育てたらこうやって結果を残してくれるんで、それが1番の牛の(肥育の)魅力」
今年は出品された牛の平均月齢が例年より若かったものの、脂のつきがよく重量のある和牛が多く出品されていて、畜産の専門家は「肥育技術や母牛の質が確実に向上している」と手ごたえを語っていました。














