検察側「戦後史において前例を見ない極めて重大な結果」

 検察側は冒頭陳述で…

 (検察官)「著名な人物を襲撃すれば、旧統一教会への注目が集められると思い、安倍氏への襲撃を決めた。聴衆に被害がでてもおかしくなかった。元総理大臣、現役の国会議員が手製銃で殺害されたことは、戦後史において前例を見ない極めて重大な結果だ」

 検察側は、母親の旧統一教会への信仰が事件の背景にある点は認めつつも、被告の犯行を厳しく糾弾しました。

 関係者によりますと、今後の裁判では被告の母親が、弁護側請求の証人として証言台に立つ予定です。

 また、被害者参加制度に基づき、安倍元総理の妻・昭恵さんの心情が記された書面も読み上げられる予定です。

 元総理が銃撃されるという前代未聞の事件。裁判の行方が注目されます。

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