愛好家が丹精込めて育てた自慢の作品が並ぶ「菊の花」の展示会が、青森県八戸市で開かれています。訪れた人は、菊の花がおりなす伝統美に魅了されていました。

国の登録有形文化財となっている八戸市の更上閣で、毎年、指定管理者の三八五交通が「菊花展」を開いています。

会場には、花弁の中心が盛り上がり、外側が流れ落ちるように垂れ下がった「厚走り」や、はじけたような繊細な花弁が特徴の「管物」など約70鉢が並んでいます。

2025年は猛暑の影響で害虫が発生し、生育が上手くいかず。いつもの年に比べて作品の出展数は少なくなったということです。

それでも、訪れた人は景色とともに菊の花がおりなす伝統美に魅了されていました。

訪れた人は
「もこもこしていてかわいい。頭に乗せてみたいと思ってしまいます。あのもこもこしているのを見ると。帽子にできそう」

「すてきです。こういう菊を育ててみたい。圧倒されます。大きな菊の花には。更上閣の趣も。いい気持ちです」

菊花展は、八戸市の更上閣で11月16日まで開かれます。