カーボンニュートラルを目指し仙台空港の駐車場に導入されるカーポート型の太陽光発電設備について説明会が開かれました。発電量はターミナルビルで使う電力量のおよそ4分の1にあたります。

8日は、太陽光設備の設置・運営を行う豊田通商や東北電力などが説明会を開きました。仙台空港の第1駐車場の一部に設置されるのは、カーポート型の太陽光発電設備で、およそ580台分のカーポートに4320枚のソーラーパネルが取り付けられます。空港の屋外駐車場にカーポート型の太陽光発電設備が設置されるのは国内初です。
一般家庭400世帯分の年間使用電力量にあたる年間およそ1.8メガワットの電力を見込み、ターミナルビルの照明や空調に使われる電力の4分の1近くをまかなえる計算です。

仙台国際空港戦略企画グループ 中山幸広グループ長:
「空港には大きな敷地があるので、この敷地を有効活用する手段として太陽光発電を活用させてもらおうと」


国は、空港での脱炭素化を推奨していて、事業費は半分を国の補助金でまかないます。設置工事は9日から本格的に始まり、来年4月の稼働を目指しています。