万博も終わり、パビリオンの撤去作業が進んでいます。

 10月27日に行われたのは大阪府警の会場警察隊の解散式。半年に渡り開催された大阪・関西万博では、会場警察隊が万博会場に24時間常駐し、事件や事故、それにテロ対策などにあたってきました。

 開期中の通報や申告は2864件。うち万引きや盗撮、スタッフへの暴行などで10人を逮捕したということです。

 一方、閉幕して2週間の万博会場では、カナダ館の入口にある「CANADA」の文字が撤去されました。撤去後は宮城県名取市にある「メイプル館」に移設されます。

 メイプル館は東日本大震災の復興支援として2013年、カナダが全額出資してオープンした施設で、万博の雰囲気を感じてもらおうと看板の移設が決まりました。

 また万博跡地については、大屋根リングの一部などを除き2028年2月までにさら地にし、大阪市に返却される予定で、来年春頃に開発事業者の募集を開始します。