鹿児島県薩摩川内市の川内港で26日午前、工事中の作業船の油圧ホースに亀裂が入り、油が海に流出しました。油はすでに取り除かれ、漁業被害は確認されていないということです。
串木野海上保安部によりますと、26日午前10時半過ぎ、薩摩川内市の川内港で、岸壁をつくる工事をしていた作業員から「油圧ホースに亀裂が入り、海に油が漏れた」と海上保安部に通報がありました。
工事関係者がすぐに油の吸着マットを使い除去作業を行い、およそ1時間半後に海上保安部の職員が到着したときには、海上に油の流出は確認できなかったというということです。漁業被害は、確認されていないということです。
海上保安部の聞き取りに対し、工事をしていた作業員は「油は縦横40メートル四方の範囲に広がった」と話しているということです。
油圧ホースは、海中に杭を打ち込むハンマーと作業船上の油圧タンクを繋ぐためのもので、長さはおよそ100メートルです。ハンマー側からおよそ26メートルの位置に、およそ1センチの亀裂が入ったということです。
串木野海上保安部で亀裂が入った経緯などを調べています。














