円安で海外マネー流入... 都内中古マンションも1億円超えに

円安は首都圏の住まいにも直撃しています。東京・渋谷から電車で30分程のところにある、横浜市の築37年の中古マンション。99平米で6880万円です。

リノベる ソリューションプランニング部 齋藤高央 部長
「都心で買おうと思うと1億、2億とかする。(価格が)あまりにも高くなっているので、こういう場所(横浜)で探している方が多いのかなと」

10月21日に発表された東京23区の新築マンションの平均価格は、1億3300万円と1年前に比べて2割も上昇。中古マンションも1億1000万円と、4割近くも高騰しています。

女性
「もう信じられない。嘘みたい。とても普通の人は住めませんよね」

Q. 将来家を買うことは考えている?

男性
「買えるものなのかなってくらい遠い世界になっちゃってる」

マンションはなぜここまで高騰しているのでしょうか。

齋藤高央 部長
「新築のマンションは投資目的で海外の方が購入されているのも多かったと思うが、新築が上がっているので、引っ張れられて(中古も)上がっている状況」

都心(千代田区・港区・渋谷区)の新築マンションの購入者の4割近くが外国人だとするデータも。円安によって“割安”となる日本の物件に海外からの投資マネーが入ることで、マンション価格の高騰が加速しているというのです。

“高市トレード”で進んだ円安。この先、物価高はどうなるのでしょうか。