重要ポストは挙党体制にも配慮か

高市氏の推薦人に名を連ねていた片山さつき氏も…

片山さつき 参院議員(10月21日)
「高市さんは『高市内閣になったら財務大臣は片山さつきです』って4回くらい言っている」

その言葉通り、財務大臣に就任。

かつて20年以上、財務省に務め、主計官として予算の査定を担った片山氏。財政規律を重んじる、財務省への批判が上がっている現状については...

片山さつき 財務大臣(10月23日)
「“ザイム真理教”ということでデモが起きる。そういうスタンスにならない、政策の持っていき方がある。財政の帳尻を合わせることだけが究極目的ではない」

高市氏と同様に“積極財政”への思いをにじませました。

内閣の要となる官房長官に就任したのは、政治信条が高市氏に近いとされる木原稔氏。自身のホームページに「教育勅語の廃止で道義大国日本の根幹を失った」などと掲載。そのことを防衛大臣時代に問われると...

Q.今も自論に変わりないか?

木原稔 防衛大臣(2023年10月)
「今、閣僚の立場でお答えすることは差し控えたい」

新内閣で高市カラーが鮮明になる中、総裁選で決選投票となった小泉氏は、防衛大臣に就任。

同じく総裁選で争った林氏を総務大臣、茂木氏を外務大臣に起用しました。

さらに、石破前総理の最側近で、日米関税交渉を担った赤沢氏は経産大臣に就任。挙党体制にも配慮したとみられる布陣です。