近代日本の名品を多く所蔵する東京芸術大学の作品を集めた展覧会が、広島県福山市で開かれています。
縄で吊された鮭…。国の重要文化財に指定されている日本洋画の先駆者・高橋由一の 「鮭(さけ)」です。油絵の表現を伝えようと身近な物を題材にしました。

ふくやま美術館・釘屋奈都子学芸員
「縄の質感とか、鮭の身とか、皮の質感とか、そういうところの違いが楽しみ方」

国の重要文化財、狩野芳崖の最後の作品「悲母観音」です。明治の文明開化で衰退した日本画に、陰影の付け方など西洋の絵画技術を取り入れました。

ふくやま美術館では、絵画や彫刻など120点が展示され、会期は12月7日までです。















