妊娠を認識も風俗店の仕事や飲酒・喫煙を続け…
起訴状によりますと、女は風俗店従業員で24歳。8月12日午前9時25分頃から41分頃にかけ、大阪市北区の扇町公園で、自らが出産した女の赤ちゃんの遺体を土の中に埋めたとして、死体遺棄の罪に問われています。
裁判官「起訴事実について何か述べることや間違っていることは?」
女 「ないです。大丈夫です」
検察官の冒頭陳述によると、女性は去年3月から風俗店で働いていましたが、今年5月または6月に胎動を感じ、妊娠を認識。携帯電話で、中絶費用や大阪市の出産一時金などを調べたものの、産科を受診することはなく、仕事や飲酒、喫煙を続けていたといいます。
女は8月11日午前、破水したことから勤務先のトイレに入り、赤ちゃん(女児)を出産。産声を上げず動かなかったことから、死んでいると認識しました。
解剖によると、胎盤の早期剥離により赤ちゃんは窒息状態に陥ったということです。
「産まれるとなっても、誰の顔も思い浮かばなかった」

女は被告人質問で、死産した瞬間の心境を、こう振り返りました。
女(被告人質問)
「産まれた時のことをしょっちゅう思い出すんですが、嬉しかった」
「亡くなっているのを見たときに、自分自身の生活を振り返って、すごく申し訳ない気持ちになった」
弁護人
「どんな行動をとっていればよかったなと今は思う?」
女
「誰かに相談したり、病院に行けばよかったかなと思っている」
「自暴自棄で自分の身体に興味がなく、大事にして行動ができなかった。元々、人に頼ったり話すのが得意じゃなくて、今回の時も産まれるとなっても、誰の顔も思い浮かばなかった」
警察などによりますと、女は仕事の待機場で寝泊まりしていたということですが、同僚らも妊娠に気付かなかったと話していたということです。また女性は、事件前は母親とも関係が良くなかったといいます。














