座右の銘は「恩返し」

そんな立石の座右の銘は、「恩返し」だという。

「(恩返しは)一番大事で忘れがちなこと。一番は親をイメージして考えてますね、その言葉は。(直接言うのは)恥ずかしいので、そういう所(公の場)で言っといた方が親にも伝わるかなと思って。自分が(プロ野球選手として)いろんなテレビに出たり、近くのマツダスタジアム(広島)やペイペイドーム(福岡)に行ったら、楽しめるじゃないですけど、いろんな試合を見られたら、楽しくこれからも過ごしてくれるんじゃないかな」

立石選手

バレーボール一家を巣立ち、プロ野球の道へ。「今は不安もあるけど楽しみに待っています」。支え続けてくれた父、母、姉たち、家族への思いも胸に、立石は「運命の1日」に臨む。

■立石正広(たていし・まさひろ)
2003 年11月1日生まれ、山口県防府市出身。右投右打。身長180cm、体重85kg。高川学園高3年で夏の甲子園に出場し本塁打を放った。創価大進学後、2年春には三冠王獲得。 ベストナイン4度、本塁打王・最多打点3度、首位打者を2度獲得した。