石川県小松市で、私有地の山に無断で侵入し、水晶を勝手に採掘する人があとをたちません。市は対策を強化しています。
地元住民
「危険を冒してまで水晶をとりに行くなんてね」
「地元の人たちでも(水晶を)大事にしてとらないようにしておいている」
石川県小松市。地元住民も愛する「水晶」が無断でとられる被害が出ているといいます。
被害が出ている場所というのが、通称「水晶山」と呼ばれる山。
Nスタは山の所有者に許可を得て、特別に山の中へ。
同行してくれたのは、小松市金平町の町内会長・出口重隆さん。
すると、その数分後!!
小松市金平町 町内会長 出口重隆さん
「ここにもあるわい」
Nスタ
「あっ、これも?」
小松市金平町 町内会長 出口重隆さん
「水晶よね主に。水晶山やし。これが水晶山」
Nスタ
「光に当たると結構キラキラします」
山に入ってすぐに「水晶」を発見。それは一つだけではなく、至るところで発見することができたのです。
小松市金平町 町内会長 出口重隆さん
「(Q.これが掘られた穴?)ここも掘ったあとよ。一緒や全部。(Q.ここを掘ってる?)(水晶を)持って行ったと思うよ。ここを通って上に行くし」
出口さんによると、こうした「水晶」を採掘する目的で山に入る人も多いといいます。
Nスタ
「このように採石がたくさん転がっていて、歩くのが難しい道になっています。少し横にいきますと、土砂崩れの跡とみられるものも見られます」
今月5日、水晶を探しに入山したとみられる30代の男性が土砂崩れに巻き込まれ死亡する事故が起きました。
小松市は古くから地下資源が豊富で多くの採掘所がありましたが、1970年代にすべて閉山しました。
小松市金平町 町内会長 出口重隆さん
「(Q.ここは無断で入ってはいけない?)そうですね、私有地なので」
2016年には独自の石文化が日本遺産に認定。違法採掘の抑止などを目的に条例を制定しました。
ただ条例には罰則がないため、この抜け穴を利用し、水晶をとる人もいるようです。
小松市金平町 町内会長 出口重隆さん
「これも水晶。みんなこれをとりに行く。ネット販売。2000円か3000円くらいで売れるのでは」
実際にフリマサイトを見てみると…
Nスタ
「出品されている紫水晶の説明欄を見てみると、石川県小松市と書かれています」
中には3万5000円で売れたものも。
この事態に小松市は、注意を促すポスターを貼るなど対策を強化しています。
注目の記事
【全文掲載】高市早苗総理 初の所信表明演説 物価高対策に経済成長、外交・安全保障など詳しい政権運営方針 人口政策・外国人政策も

「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】

うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

父親の腎臓を移植した男性 “使命感で” 体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発…「お父さんが危ない」次に命をつないだのは-









