◆無人のクリーニング店

RKB原口佳歩「無人店舗が次々と登場する中、福岡市西区には無人のクリーニング店が登場しました」

無人店舗は、サービスの分野にも広がっています。地下鉄・姪浜駅の近くにオープンしたこの店は、大牟田市を拠点に店舗を展開する「龍クリーニング」が、新しい業態として手がけるものです。考案したきっかけは、現在の社長が会社を引き継いだ際に目の当たりにした「店主の高齢化」でした。


龍クリーニング 龍大次郎社長「5年、10年の先を見たときに自分たちがどうやって業として食べていくのか、そう考えたときに新たに店長を作る人手不足の部分を補うためには、無人の店舗を作った方がいいんじゃないかと開発に着手した」

◆深夜・早朝の利用も多い

利用するときはまず、会員カードやランドリーバッグが入った「入会キット」を購入します。


龍クリーニング龍大次郎社長「品物を預け入れる際はカードをかざし『預け入れ』を選び、預け入れる品物が何枚か確認をして、これがお客様控え、これがランドリーバッグに入れるものです」

伝票とランドリーバッグを専用のボックスに入れて、1分ほどで手続き完了。仕上がる日や、受け取るボックスの番号はメールで通知されます。用途や枚数に合わせた定額のプランを設けていて、外国人や深夜、早朝の利用も多いということです。

龍クリーニング龍大次郎社長「時間に拘束されることないっていうことが、私たちもお客さんにとってもウインウインの関係かなと思います。今後5年間のうちに福岡市内、福岡県内であったとしても5店舗10店舗と、どんどん増やしていきたい」