戦後80年、北海道知床の斜里町で22日、北方領土で亡くなった人たちなどを悼む追悼式が行われました。

追悼式は太平洋戦争で亡くなったすべての戦没者と、択捉島や国後島にあった寺の檀家などを慰霊するため、浄土真宗本願寺派が開いたものです。

式は洋上で行われる予定でしたが、波が高かったため港に停泊した船内で行われ、元島民の親族など、約50人が参列しました。

志発島島民二世 大崎紀子さん
「島のお墓とか、そういう所で、皆さんが手を合わせたかったと。大臣も変わったということで、なんとか、また行けるようにしてほしい。」

参列者らは、亡くなった親族といまだ返らない島に思いをはせていました。