“女性初”総理大臣 閣僚担務に“高市カラー”か

藤森祥平キャスター:
総理は21日、夜10時から記者会見を始め、終了直後に初めての閣議が行われ、高市内閣発足となりました。
独特のユーモアも交えながら笑顔で、でも力強く、「閣僚には働いてもらいます」と繰り返しお話されていました。
小川彩佳キャスター:
まずは女性として、初めてこの地位に立つという重みに敬意を払いたいですし、景色が変わることというのは本当に大きなことだと思います。
ただ、この光景を当たり前にしていくためにも女性に限らず、より多様な声がのびのびと発せられる社会に繋げていっていただきたいですし、分断を広げることのないリーダーシップに強く期待したいなと感じます。

株式会社QuizKnock CEO 伊沢拓司さん:
政治の世界なのでどうしても前例が大事になってくる。女性首相誕生ということにはすごく意味があるし、高市氏の場合は非世襲で、女性首相という2つの要素を持ち合わせてここまできたのはすごいことだと思います。
藤森キャスター:
高市内閣の顔ぶれを見ると、注目された女性の閣僚は2人でしたが高市総理としては「機会平等で。とにかく適材適所」という言い方を強調していました。

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
今回の注目点の1つは、高市総理が今までに内閣になかったポストをいくつか作ったことです。

例えば、片山さつき氏は財務大臣ですが、新たに租税特別措置・補助金見直し担当大臣も務めます。城内氏は日本成長戦略担当大臣、それから賃上げ環境整備担当大臣。そして、小野田氏は経済安全保障担当大臣ですが、併せて外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣というものを務めます。
つまり、高市氏が「こういう政策をやっていきたい」ということ。“高市カラー”が滲んでいるのかなと思います。
「租税特別措置・補助金」というのは、何か無駄がないか。あるいは充実させるものがあるのか、ないのか。「日本成長戦略」・「賃上げ環境整備」というのは、成長させて賃上げしていかなければいけない。
それから、「外国人との秩序ある共生社会」というのは、参議院選挙のときにも各党から「規制を強める適切な規則を作らなくてはいけない」という議論がかなりありました。これを小野田大臣のもとでどのようにやっていくのか。新しい注目点です。
小川キャスター:
「秩序ある」という言葉に意志を感じますね。
 
   
  













