総理大臣に選出された自民党の高市総裁は、新たな内閣を発足させます。物価高対策に政治改革と山積する課題にどのような布陣で臨むのか。その顔ぶれが発表されました。(10月21日「Nスタ」午後6時ごろの放送より)

総理指名選挙で高市氏選出 連立・維新で異例の注意喚起

苦難の末、第104代総理大臣に選出された高市氏。

街の人
「女性だからといって選ばれた方ではないと思っているので、思う存分頑張っていただきたい」

すぐさま「高市内閣」の発足に向けて動き出しました。新たな内閣は、どのような陣容になったのか。

憲政史上初めての女性総理就任へ。高市氏はこう意気込みを語っていました。

高市早苗氏(21日午前)
「しっかりと政権をとりにいく、力を合わせて。今、何となく世の中に広がってしまっている不安希望に変えていこうじゃありませんか」

一方、野党から与党に変わる日本維新の会では、異例の注意喚起が。

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「本日は内閣総理大臣の指名選挙がございまして、1回目から『高市早苗』と皆さん間違えずに書いていただいて、もし間違えて書いてしまいましたら除名になりますんで

午後1時過ぎ、衆議院本会議で始まった総理大臣指名選挙。“少数与党”のなか、1回目の投票で過半数の233票を取れるかが焦点でしたが。

「高市早苗君、237票

安堵の表情を見せる高市氏。第104代の総理大臣に選出されました。

急ピッチで取りまとめた維新との連立に加え、高市氏や麻生副総裁による、少数会派への根回しが功を奏したかたちです。