23日告示の広島県知事選挙を前に、市民グループが立候補予定者に対し「ジェンダー政策」に関するアンケートを実施しました。
「ジェンダーを考えるひろしま県民有志」は知事選に立候補を表明した新人3人に、先週メールでアンケートを送り、全員から回答がありました。
質問は▽女性の政治参画や▽男女の賃金格差など5問です。
県議会などで女性議員が少ないことについては、3人とも「問題だ」としていて、猪原真弓氏は「県の審議会委員の女性比率を50%以上に高める」としています。

広島県の人口の転出超過が全国最多となる中、「若者や女性に選ばれるための取り組み」については、横田美香氏が「子育て世代が楽しいと感じられる地域作り」を、大山宏氏は「非正規公務員の正規化を含む対策」などをあげています。
また湯崎知事が制定を目指していた家庭や地域で子育てをする「共育て条例」については、猪原氏のみ「条例で規定する手法には賛成できない」として反対しています。
ジェンダーを考えるひろしま県民有志 安彦恵里香さん
「3人それぞれの回答を見て投票先を最終決定してもらえたら」
アンケート結果は、ウエブでも閲覧できるということです。