初日は開店準備に3時間

そして迎えた、オープン当日。夕方5時に、屋台を指定場所まで運び開店準備開始です。福岡市の条例で、現地での屋台の準備は午後5時以降にしかできません。

少し遅れて、子供を家族に預けた鍋川さんも到着しました。
「がぶがぶ」店主 鍋川奈々さん
「ドキドキです」

鍋川さんが出店する長浜地区には、「がぶがぶ」を含めて9軒の屋台が営業しています。ほとんどが、2年前にオープンした「先輩屋台」です。

隣の先輩屋台
「いま長浜ってね。できて2年ぐらいなんで。一緒にやっていけたら」
開店準備は時間との勝負。早く開店したところからお客さんを呼び込めますが、初日はなかなか思うように進みません。

準備開始から1時間、鍋川さんがようやくのれんを掛けたころ、先輩たちはすでに営業を開始していました。
RKB 堺恭佑記者
「がぶがぶ、まだまだちょっと苦戦してるみたいですけど」

先輩屋台
「まあしょうがないっすよね。僕らも初めての時、夜7時半ぐらいにオープンして1回転、知り合いだけやって、帰ってヘトヘトで次の日休みました」

先輩たちから遅れること2時間、ようやく「がぶがぶ」の看板に灯がともりました。

「がぶがぶ」店主 鍋川奈々さん
「8時になりましたね。3時間かかっちゃった、ちょっと疲れましたね。体力的にはまだまだ全然なんですけど、頭がパンクしそうになりました」