若い世代に教員の仕事に関心を持ってもらおうと、山形市内の小学校で高校生を対象にした教員体験が行われました。

佐藤友美アナウンサー「私が今いるのは、1年生の教室です。奥に見えるのは山形西高校の生徒です。今日は高校生が小学校の先生について徹底的に学びます」

県では、小学校の採用試験の倍率が減少していることを受けて、若い世代の教員をめざすきっかけを作ろうと、高校生を対象にした小学校の教員体験を5年前から行っています。

きょうは、山形市立第二小学校に山形西高校の生徒15人が訪れました。

山形市立第二小学校 大沼清司 校長「子どもはできないのが当たり前です。できる力をつけることが我々プロの教師の仕事です」

生徒たちは3つのグループに分かれて教員のサポートを行います。

県立山形西高等学校 森谷美宙さん「先生の子どもの接し方を小学校のころには気づけなかったことを知りたい」

小学生の時に担任の先生に憧れて教員を目指している森谷美宙さん。参加したのは、小学1年生の「国語」の授業です。

児童たちが物語の感想を言い合います。

授業では、児童たち自身が物語の状況を再現していきます。体を動かすことで児童たちが授業に飽ないようにする狙いがあるといいます。