三次伝統の「鵜飼い」で使う新人のウミウ2羽が、茨城県から到着しました。

6日、広島・三次市にある共同飼育場に到着したトラックから2羽のウミウが降ろされました。

2羽は、生後、半年以上が経った若いウミウで、黄色いくちばしは健康の証だといいます。

鵜匠 角浜義郎さん
「よっしゃ。よう来てくれたの」

鵜匠は、水やエサを与えてスキンシップを図りながら、環境にウを慣らしていきます。

三次で夏の風物詩になっている鵜飼いですが、高齢になるなどして漁に出られなくウもいることから、定期的に「新人」を迎えています。

鵜匠 角浜義郎さん
「人間が上になってもいけんし、鳥がわがままになってもいけん。同じ立ち位置で人間と同じように接しながら、仕事に取り組めるようにしたい」

新人のウミウは、来年の春から川でのトレーニングを始め、再来年のデビューを目指します。
