森林整備を充実させようと県内の林業関係団体が、県に対し要望活動を行いました。
県内の森林ではクマによる木々の被害もでていて要望では支援や対策も求められます。
県に要望書を提出したのは、県内3つの林業関係団体です。
要望では、県民が県に納めている「やまがた緑環境税」の使い方について、近年の新たな課題に対応できるよう見直すことを求めています。

特に、花粉症などに影響があるスギへの対策の他、クマによる森林被害への対策も求められました。

ツキノワグマが樹液を求めてスギの木の樹皮を剥がす「クマ剥ぎ」により、米沢市など置賜地方を中心に木が枯れるなどの被害が出ているということです。

やまがた森林と緑の推進機構 今井敏 理事長「理解の醸成につとめながら少しずつ前進していこうと(県から)お言葉をいただいた。人間が安心して山で作業できるような環境整備も重要だが、あわせてクマ剥ぎの対策も森林整備関係予算の中で対応していただけるとありがたい」

要望を受け、県は今後、国や市町村の事業を組み合わせながら予算を確保できるよう努めていきたいとしています。