「市街地周辺のクマは冬眠が遅れる可能性も」

山形キャスター:
これからの時期、クマは冬眠に入ります。例年は12月中旬ごろということですが、冬眠の時期は市街地の出没も落ち着くのか、山内準教授によると、「市街地周辺のクマは冬でもエサを手に入れやすく、冬眠が遅れる可能性もある。冬眠するからと安心せずに十分に警戒すべき」ということでした。

私達も様々な対策を打っていかなければいけません。

対策の一つとして重要なのが、「クマ撃退スプレー」です。ただ、クマ撃退スプレーは飛行機への持ち込みも手荷物も不可ということですが、今、現地でレンタルできる流れができているそうです。

北海道などでレンタルを実施している「なんでもリサイクルビッグバン」では、レンタルの利用者が増加していて、9月には約300件あったといいます。

担当者によると、「在庫切れで貸し出しを断ったこともある」といいます。

料金としては1泊2日1000円、1泊増えるごとにプラス500円。(※噴射した場合、別途2万円)

買うと2万円近くするので、レンタルの方が断然お得だなと思います。

クマ撃退スプレーの注意点について、山内准教授によると…

【クマ撃退スプレーの注意点】
▼使い方を事前に確認する。スプレーはすぐに取り出せるように(カバンは×)
クマの顔にめがけて下を向ける
▼距離は5~10m以内

出水キャスター:
割と近づいてからなんですね。10mまで耐えられますかね。

井上貴博キャスター:
自治体も人がいない中で、「自然やアウトドア売り」だと言っていましたが、今後、若干ためらう要素になってしまいますね。

肉乃小路ニクヨさん:
観光資源として、自然を活用していこうという機運が出ていた中で、クマのニュースは痛手だと思うので、何らかの対策は必要になってくると思います。

対策をやるにあたって、動物たちには非常にかわいそうだなと思うのですが、ある程度、こういった対処はしていかなければいけなくなっています。

猟師やそういった方々が、経済として回るように整備をしていく必要が出てきていると思います。

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<プロフィール>

肉乃小路ニクヨ
ニューレディー
銀行・保険会社など金融業界でキャリアを積む
独自の視点で経済・お金・人生観を語る