10月、静岡県伊豆市に住む50代の女性がXで知り合った人物から「100万ドルの賞金を貰う手数料」として現金約30万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。
詐欺の被害にあったのは、伊豆市に住む50代の無職の女性です。
警察によりますと、女性はSNSアプリ「X」を利用していたところ、10月上旬、女性がアップしたワクチン接種に関する投稿に対して、外国人の名前のアカウントから「あなたの投稿が社長のイーロン・マスクの目に留まりました」「100万ドルの賞金を貰うことができる者に選ばれました」などとメッセージが届きました。
その後、「賞金を受け取るためには手数料を払ってもらう必要があります」などとメッセージが届き、女性は10月中旬までの間、伊豆市内の金融機関のATMから指定する現金約30万円を振りこみ、だまし取られたということです。
現金約30万円を振りこんだ後「さらに150万円必要です」と連絡があり、不信に思った女性が10月20日、警察に被害を申告しました。
警察は「知らない相手からSNSで金銭の要求があった場合は、詐欺を疑ってください」と呼びかけています。