自民党と維新がまもなく連立合意。大阪の自民支持者からは不安の声が聞かれています。

 10月18日、大阪府富田林市の神社を訪れた、自民党の島田智明衆院議員。地元の祭りに顔をだし、支援者らに挨拶していました。

 (支援者)「いま自民党大変ですもんね」
 (島田智明衆院議員)「大変なんです。維新との連立という話もありますんで」

 維新の吉村代表は、連立に向けて自民党に要求していた12の政策項目について「合意がほぼまとまった」としてこの後、連立に向けた関連文書の調印式を行う予定です。

 維新は元々自民党を離れた大阪府議らが中心となって立ち上げた政党だけに、地元の自民党支持者からは、自民党大阪府連が消滅してしまうのではないかと懸念する声が多く寄せられました。

 (支援者)「なんで大阪府連にひと言相談してくれへんかったんかな」
 (島田智明衆院議員)「たぶんもう時間もないんで、自民党の執行部だけでいろんなことを進めざるをえなかったんだと思いますけど」

 (島田智明衆院議員)「最優先に考えないといけないのは、高市総裁を総理大臣にすることですから。目的達成のためには(維新との連立を)ある程度受け入れざるを得ないのかな」

 島田議員自身、去年の衆院選で比例復活した身ですが、維新が「国会議員の定数削減」を連立合意の絶対条件に位置づけたことについては…

 (島田智明衆院議員)「国政はいろんな声を反映して運営していくものだと理解している。少数政党の声を反映できる仕組みは維持したいということで、そもそも議員定数を削減する必要があるのかと感じています」

 大阪自民の議員も支持者もジレンマを抱えながら、その行く末を見守っています。