コンビニチェーン「ミニストップ」は20日午後、店内で作るおにぎりや弁当、総菜の販売を千葉以外の全国7店舗でも再開したと発表しました。

▼消費期限偽装が先月、全国25店舗で発覚

 ミニストップは先月までに全国25店舗で店内調理のおにぎりや弁当、惣菜で消費期限の偽装が判明したと公表。全国の約1800店舗で該当する商品の販売を中止していました。

▼厨房にカメラ設置など再発防止策 千葉の直営店から販売再開

 その後、厨房にカメラを設置するほか、従業員が相談できる窓口を新設するなど内部通報の体制を強化し、再発防止の体制が整ったとして、今月15日以降、千葉市の3つの直営店で販売を再開していました。

▼関西の再開第1号は大阪宮原5丁目店 全国でもほかに6店舗

 20日午後1時から大阪市内で会見したミニストップの堀田昌嗣社長は、大阪市淀川区の大阪宮原5丁目店でも店内で作ったおにぎりや弁当、総菜の販売を再開し、高槻市の1店舗でも今月中の販売再開に向けて準備中であることを発表しました。また、大阪以外でも全国の6店舗で販売を再開させたということです。

▼加盟店での販売再開は24日から順次

 一方、加盟店については24日から順次、販売の再開を計画しているということです。販売再開にあたって加盟店はまず、販売希望申請を提出。その後、営業部長による製造体制の目視のほか、消費期限の新たなラベル発行機や厨房内の見守りカメラの設置などの確認を経て、新たに設けられた社長直轄の衛生監査室長から最終認定を受けるということです。認定を受けた店舗には「認定証」が掲示されます。加盟店からの販売希望申請は15日時点で574店舗からあり、ミニストップは今月中に63店舗で販売を再開したいとしています。