与野党は、石破総理大臣の後任を選ぶ総理大臣指名選挙を、10月21日に行うことで大筋合意しました。
一方、連立も視野に入れた自民党と日本維新の会は、2回目の政策協議を実施。新総理をまとめるための“一歩”となったのでしょうか?
「大きく前進」も「大筋合意」は回避 自民×維新 連立の行方は?

日比麻音子キャスター:
自民党と日本維新の会の協議が大詰めとなっています。
17日、自民と維新の政策協議が行われましたが、連立の行方はどうなっていくのでしょうか。そして、日本維新の会の藤田共同代表の会見が行われましたが、「大きく前進した」という表現があったものの、「大筋合意」という表現は避けた形になります。
そしてもう一つ、このような発言もありました。

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「きょう(17日)時点で、野党側の枠組みを模索するというのは非常に厳しい。玉木代表・野田代表の名前を書くという形での連携はおそらく難しい」
藤田共同代表の会見はいかがでしたか。
TBS報道局 川瀬善路 政治部デスク:
やはり、まだ一致するまでには至っていない。ただ、同じ方向は向けているということだと思います。
そして、立憲民主党と国民民主党と日本維新の会はずっと野党連携ということで協議を続けていましたが、そこに「難しい」と言ったことで、事実上、自民との交渉・協議の方に完全に比重を置いたと言えると思います。
日比キャスター:
自民党の小林政調会長も「大筋合意」という表現を使いませんでしたが、やはり「合意」は、かなり細かいところまで詰めないといけないということですか。
川瀬善路 政治部デスク:
藤田共同代表も会見で「最後のところで一気に崩れる可能性もある」と言っていますので、一言一言、最後の文言の一つまで詰めていく必要があるのだろうと思います。