「私は異次元の存在」「死刑になるために来た」

裁判は結審した。初公判以降、黙秘を続けてきた青木被告。ここまでの法廷では、時折あくびをしたり、居眠りをしたりするなど反省の様子は全く見受けられなかった。

しかし、最後に裁判長から問いかけられると、突然口を開いた。

裁判長:「何か言いたいことはありますか?」

青木被告:「私は異次元の存在だから、迫害を受けて、人を殺して死刑になるために来た。もう二度とプレイしない。被害を受けた人には埋め合わせがあるだろう。中の人たちを傷つけて申し訳ない。ここは私にとって仮想空間なので、プレイという表現になった」

傍聴席からも聞き取れないほどの消え入りそうな声でこのように話した青木被告。その後しばらく黙り込み、裁判長から「もういいですか」と問われると、うなずいた。青木被告の真意が測りかねる発言に、法廷には困惑が広がった。