冬に向けた本格的な準備が始まりました。

山形県鶴岡市で、山岳道路の月山道路を除雪する除雪車の出動式が行われ、関係者が作業の安全を祈願しました。

佐藤友美アナウンサー「まもなく紅葉が見頃を迎える季節になりますが、こちらでは今年も冬に備えて除雪車がずらりと並んでいます」

鶴岡市田麦俣の「中台除雪ステーション」には月山道路を管理する酒田と山形の河川国道事務所のほか、除雪を行う建設会社などが集まりました。

はじめにこれまで第一線で除雪作業を行い雪道の安全を守ってきたオペレーターが表彰され、その後、参加者がこれから始まる作業の安全を祈願しました。

月山道路は日本有数の山岳豪雪地帯を通過する道で、去年は573センチの積雪が観測されました。

過酷な環境ですが、内陸と庄内をつなぐ大動脈のため除雪オペレーターの腕が山形の交通を支えています。

祈願祭のあとの出動式ではオペレーターが2人態勢で除雪車を入念に点検し除雪車を出発させました。

月山国道維持出張所 豊嶋験一 出張所長「改めてシーズンに入る前に除雪の計画や昨年度の課題を除雪業者さんから共有いただいて教えてもらいながら今年度の除雪作業に取り組んでいければ」

除雪車は予想される積雪が5センチを超えた場合に出動するということです。