日本中が熱狂したワールドカップですが、石川県津幡町に住む若者が広報大使としてFIFAから大会に招待されました。現地カタールの地で、肌で感じた2週間を振り返ります。
道路を埋め尽くしたサポーターたちがそれぞれの国旗を掲げて声をあげます。
木村太陽さん
「観光地に行くと歩けないくらい人がいて、街中がお祭り騒ぎです。朝11時頃からもう夜中の2~3時まではその状態が続いている感じ」

大会期間中のカタールを訪れたのは、津幡町在住でツエーゲン金沢の下部組織・U18出身の木村太陽さん23歳です。FIFA=国際サッカー連盟からカタール大会の広報大使として招待され、5日までの2週間を現地で過ごしました。
自身のサッカー経験を生かし、多彩な足技を披露する動画を配信している木村さん。TikTokやインスタグラム、ユーチューブをあわせた視聴者数は200万人近くに上ります。それでもワールドカップへ招待されるというのは、予想だにしなかったようです。
木村太陽さん
「そんなの夢物語でしかないので、自分が選ばれたのは驚きました。SNSを始めて1年のことだったのですごくびっくりしたし、ワールドカップという自分も目指していた舞台が生で見られるのはすごくうれしかった」

試合観戦のほかにも、木村さんは現地でフットサル大会にも参戦。華麗な足技を披露し、国同士の交流にも一役買いました。肌で感じた経験を今後の活動に生かしたいと意気込みます。
木村太陽さん
「やっぱりワールドカップに出ている選手たちのプレーや振る舞い、気力、迫力などはものすごいものを感じた。今回のワールドカップに戻りたいくらいだし、4年後も行けるように日々の活動を頑張っていきたい」