病気ではない”寝かせ方によるゆがみ” まれに病気が原因のケースも

寝かせ方による向き癖ゆがみは「位置的変形」とよばれ病気ではありません。

頭が縦に長く伸びる長頭症、後頭部が丸くならず平らになる短頭症、上から見て左右非対称になる斜頭症の3つに分類されます。しかし、まれに病気が原因のケースがあり、診察では必ずレントゲン撮影をし、病気の影響かどうかを見極めます。

福岡大学病院 形成外科 高木誠司 医師
「この骨の継ぎ目があって、縦があって全部ちゃんと目で追えるので、病気ゆがみではありませんよという診断です」

この日、診察に来た生後4か月の女の子は病気ではなく向き癖などが原因の位置的変形と診断されました。

診断を受けて、頭の形やゆがみの程度をスマートフォンなどで正確に測っていきます。

測定の結果は上から見て左右非対称の「斜頭症」と呼ばれる状態でした。

女の子(生後4か月)の父親
「自分の子が今、そういういろんな症例がある中のどれぐらいの頭のゆがみなのかっていうのが見られたのはよかった」