病気ではない頭のゆがみ 矯正する場合は「ヘルメット治療」
ゆがみが気になって、頭の形を矯正する場合に行われるのが「ヘルメット治療」です。

有薗製作所 義肢装具士 狩野綾子さん
「欲しいところに隙間を作っておいて、大きくなってほしくないところはピタッとこう壁を当てて、欲しいところにこう成長を促していく、誘導していくような感じですね」

頭蓋骨が成長しすぎてしまった部分をクッションで押さえ、成長が足りない部分には空間を設けたヘルメットを6か月ほど着用してゆがみを矯正します。
後頭部が平らな状態だったため3か月前に「ヘルメット治療」を始めた生後8か月の久保花莉ちゃん。

この日はヘルメットの形を調整する定期検診です。

測定したデータを比較すると平らだった後頭部のふくらみが増しています。
頭の形の変化を両親も実感しています。

花莉ちゃんの母親
「もう毎月(実感が)あります。なんかふっくらしてきたなと思って、もう今ほとんど気にならないくらいなんで3か月で変わってきました」
花莉ちゃんの父親「目に見えて良くなっているのもわかってるし」
花莉ちゃんの母親「良かったです」

成長に合わせてクッションを削るなどして、理想の形になるようヘルメットを調整します。