眠りの見直しは、生き方の見直し

フリーアナウンサーの桑原しおりさんは取材を終えて――
「眠るって、こんなに大切なんだと実感しました。無呼吸は気づかないうちに進むからこそ、放っておかずに向き合うことが大切だと思います。『眠りを整えること=自分を大切にすること』なんだと感じました」
寒くなると、体は代謝を落とし、眠りが浅くなりやすくなります。特に女性は、ホルモンの変化や冷えの影響で「なんとなく不調」が続く季節でもあります。
広島ハートセンター循環器内科医 中村真幸医師
「なんとなくの不調を”年齢のせい”更年期のせい”にせず、一度“睡眠の質”を見直してみてください。自分の健康を守るきっかけになります」
眠りに悩みを感じるときこそ、それは”眠りを整えるチャンス”なのかもしれません。
この取材を通して見えてきたのは、「眠り」は単なる休息ではなく、“健康の土台”だということです。見た目には元気に見える人も、自覚症状がない人も、男性も、女性も--。睡眠時無呼吸症候群は、誰にでも起こり得る“沈黙の病”です。
今夜、あなたの呼吸は、止まっていませんか。
【特集】「睡眠が壊す健康~眠りの奥に潜む“沈黙の病”」(全5回)
第1回「病は夜につくられる~脳卒中や心不全を招く“見えない病”の正体」
第2回「眠るたびに体が悲鳴をあげる─血圧・心臓・脳に潜む“見えない危険”」
第3回「まさか自分が…」プロ野球解説者が体験 睡眠時無呼吸症候群“重症”の衝撃
第4回「眠りを取り戻す―CPAP治療で変わった生活」
第5回「秋から冬、眠りが浅くなる女性たちへ─見逃されやすい“女性の無呼吸”」














