きのう夕方からけさにかけて県内でクマの目撃が相次ぎました。
クマはまだ付近に潜んでいる可能性もあるとして、県や警察などが注意を呼びかけています。
鶴岡市や警察によりますと、けさ4時20分ごろ、鶴岡市の外内島公民館から南西におよそ350メートルの付近でクマ1頭が目撃されました。
体長は1メートルほどとみられていて、その後の行方はわかっていません。

また、きのう午後5時すぎには、鶴岡高等養護学校から西におよそ350メートルの場所で体長およそ1メートルのクマが目撃されたほか、午後9時半すぎには、朝日中学校から北におよそ300メートルの場所で体長およそ1.2メートルのクマが目撃されています。
いずれも、その後の行方はわかっていません。

天童市ではきのう、クマ1頭が駆除されました。
市の中心部に近い場所だったことから、市街地で猟銃によりクマを駆除する緊急銃猟が検討されました。

吉村知事はきょう、クマ対策について各市町村から問い合わせが多いことを受け、市町村の相談に対応する専門チームを立ち上げたと発表しました。
今後、専門家などが市町村に足を運び意見交換やアドバイスを行うとしています。
