特殊詐欺被害を減らすために郵便局と警察が協力です。
きょう山形市の郵便局で、特殊詐欺等による被害を多くの人に知ってもらい詐欺を未然に防ぐため詐欺被害防止の啓発物が配られました。
「今山形県警と協力していてお札配っているのでなにかあったらここの電話番号にお願いします」

郵便局の窓口で渡されているお札。特殊詐欺への注意と共に警察署の電話番号が書かれているものです。

自宅の電話の近くに張ってもらい、詐欺の電話に気づくことや不安になったときに警察に相談してもらおうと作られました。

県内では9月末までに特殊詐欺などでおよそ7億1000万円の被害が出ています。
きょうはお金の動きが活発になる年金の支給日にあわせ県内287のすべて郵便局で注意の呼びかけが行われました。

山形鈴川郵便局 三澤良美 局長「山形からこの悲惨な特殊詐欺の被害。これが一件でも少なくなればいいですし、特に郵便局から情報発信をすることによってより多くのみなさまに特殊詐欺に警戒する気持ちを日常生活の中で持っていただけたらと思っています」

また、こちらの郵便局では振り込め詐欺や強盗などの犯行の前に、資産状況や家族構成などを聞き出す「アポ電」への対策として、国際電話の利用休止の手続きも行われました。

被害防止を啓発する札は来年3月末まで窓口で配布され、今後も特殊詐欺被害に注意するよう呼びかけが行われていくということです。
